オプス・デイの協力者、短い証言の2

エルサレム、インド、アルゼンチン、カナダ、カメルーンの協力者の証言を紹介します。

エルサレムで

ハナダ・ニジム・ノウルシ

教師

私はラマラ出身のパレスチナ人です。ルーテル派のキリスト者で、夫はギリシャ正教徒で、家族でエルサレムに住んでいます。子どもたちがキリスト教信仰を学ぶ場を探していたところ、オプス・デイのセンターがエルサレムにあることを知り、息子はそこでの活動に参加し始めました。やがて、娘も女子のための活動に参加するようになり、私も婦人のための形成のクラスや活動に参加するようになりました。

私が協力者になったのは、今の社会において形成が必要なことを痛感したからで、また人々にもそれを伝えたかったからです。私は黙想会に与ることで、自分の仕事を続ける力を見出したからです。具体的には、小学校の教師である私が、現代の様々な困難に直面しつつ、同僚たちに示すことができる肯定的な解決策と、生徒たちにとって魅力的な創造性とを得られたということです。

オプス・デイのために祈る

スニル・トマス

クウェート生まれ、ベンガルール(インド)在住

妻と二人の娘を持つマーケティング・ディレクター

私が住む町には、まだオプス・デイのセンターはありませんが、神様は道を開いてくださいます。聖ホセマリアの教えを広める責任があることは、私への刺激となっています。そうすることが、私にできる感謝の示し方だからです。この数年間で、自分自身と家族、自分の仕事に対する見方が変わりました。長時間の仕事を終えて帰宅してから、娘たちの世話をすることが、楽しみになったのです。ですから、オプス・デイの使徒職のために祈ることが私の祈りの一部になっているのです。


毎日のロザリオの祈り

アリシアとピラール・マルティネス

ロザリオ(アルゼンチン)在住

ピラールと私は、十五年以上前から協力者です。ピラールは裁縫師だったのですが、病気のために失明してしまい、仕事をやめなければなりませんでした。私は家政婦をしていますが、ドン・オリオーネ院の障害児たちの世話を長くしていました。そこで、オプス・デイの司祭と出会い、初めてオプス・デイについて知りました。講話を聞きに行くようになり、帰宅すると留守番をしていたピラールに内容を話して聞かせました。でも、すぐに気づいたのは、私たちの家で講話をしてもらえれば、二人で聞くことができるということです。こうして、我が家で協力者のためのサークルが始まりました。二人で毎月、オプス・デイの使徒職のために献金をし、毎日たくさんの祈りを捧げています。


文化をキリスト教化する

クリス・チョウ

ポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)出身

トロント(カナダ)在住のグラフィック・デザイナー

貧しい家庭の子どもたちを含めて、若い人たちのためにしている仕事を見て、とても気に入りました。家庭においてはなかなか受けることができない形成だからです。それを通して、自分のモラルのレベルを上げ、周囲の良くない雰囲気からの圧力を跳ね返すことができるようになるでしょう。私は協力者として、そういう仕事を可能な限り手伝うようにしています。私は自分の仕事において、元気を与えるメッセージを含み、世の中を肯定的に見るようにさせる、質の高いマンガを描くように努めています。この挑戦が、文化をキリスト教化するための手助けとなる小さな働きだと認識しています。


新たな視野

スザンヌ・ンゴノ・アジッシ

ドゥアラ(カメルーン)在住

教育カウンセラー

私は、激痛を伴う発作と慢性的な貧血という、先天性の病気を持っています。もっとも最近の発作では、六日間意識不明になり、いまだに完全に回復しておらず、介助なしにあるくことができません。

この痛みをオプス・デイと煉獄の霊魂のために捧げています。病気に意味を見出したことは、私に新たな視野を開いてくれました。同時に、自分の家族、オプス・デイ、そして他の多くの人たちの祈りに支えられていることも感じました。私がまだ生きているのは、その祈りのおかげです。協力者になることを勧められたとき、迷うことはありませんでした。協力者になることが、私が受けてきた形成に感謝するひとつの方法であるし、神様が私の近くに置かれた人たちを励ますことを助けてくれるからです。


自分の教会で

リーアル・フォレスト神父

マニトバ(カナダ)在住

州内の五つのインディアン保護区での司牧を担当

オプス・デイの学生寮の学生たちが、二〇〇四年以来、私が担当するひとつの教会の社会活動のプロジェクトに参加してくれています。私は祈りと援助で彼らを助け、宿泊場所を提供しています。モントリオールで開かれている司祭のための黙想会に参加しています。そこで、教皇と教会の教えに対する忠実さの大切さを学び、司牧職と信心とを両立させるための励ましを受けています。すべてのことを、神様の栄光のために、祈りにするということです。オプス・デイのおかげで、私の司祭職は堅固なものとなりました。また、一日八時間、喜びのうちに連日働く若者たちの姿も目にすることができました。彼らは疲れて休むときには、時間を無駄にしないように、眠るまでを読書の時間とするのです。