ノセダル工業専門学校

サンティアゴ(チリ)

一九六六年に創立されたノセダル校は、チリの首都サンティアゴ内の貧困地区であるラ・ピンタナを含むエル・カスティーリョ地域の子どもたちを生徒としてきました。その地域の住民たちは、社会的地位を向上させる可能性がなく、多くの若者たちは、家計を支えるために、勉強をあきらめて働かざるを得ないのです。

ノセダルの教育方針に信頼を寄せる多くの人たちの協力によって、千人近くの在校生たちが、キリスト教的価値観に基づく、レベルの高い教育を受けることができ、未来に希望を抱いています。広く堅固な人間的、専門職的形成を享受できるように、一人ひとりの能力をしっかりと伸ばすようにしているからです。

経費の半分程度であり、十分な経済的手段を持たない生徒たちへの奨学金制度もあります。高い専門性と人間的な配慮に長けた生徒たちへの評価は高く、卒業生たちは、キンシャサやその他の地域の病院に就職しています。