マリアーノ・ファチオ神父、オプス・デイの総代理に任命される

選挙総会のメンバーの賛同を得て、フェルナンド・オカリス師はオプス・デイの総代理にマリアーノ・ファチオ師を任命した。新総代理は、属人区の全体と本部の統治において属人区長の右腕となる

マリアーノ・ファチオ神父は属人区長に挨拶します

選挙総会のメンバーの賛同を得て、フェルナンド・オカリス師はオプス・デイの総代理にマリアーノ・ファチオ師を任命した(2017年1月25日)。新総代理は、属人区の全体と本部の統治において属人区長の右腕となる。

マリアーノ・ファチオ師は1960年アルゼンチンのブエノス・アイレスに生まれる。ブエノス・アイレス大学で歴史の修士となり、教皇庁立聖十字架大学で哲学の博士号を取得。エクアドールで法哲学の教師として、また『テレグラフォ』紙の論説委員として7年間働いた後、1991年に聖ヨハネ・パウロ教皇によって司祭叙階された。

1996年から2002年にかけて、ローマの教皇庁立聖十字架大学の新聞学部??の初代学長を、2002年から2008年に同大学の学長を務めた。同じ時期にローマの諸教皇庁立大学の学長連盟の長に選出された。

2007年に第五回ラテンアメリカとカリブ海諸国の司教協議会総会では現教皇ホルヘ・マリオ・ベルゴーリョ大司教と知り合った

2007年にブラジルのアパレシーダで開かれた第五回ラテンアメリカとカリブ海諸国の司教協議会総会では顧問に任命され、そこで現教皇ホルヘ・マリオ・ベルゴーリョ大司教と知り合った。

その二三ヶ月後再びアメリカ大陸に戻り、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビアのオプス・デイの地域代理となった。2014年には、当時の属人区長ハビエル・エチェバリア司教によってオプス・デイの総代理に任命された。

文化と哲学の幅広い問題と関わりを持ち、アルゼンチン・チェスタトン学会とエクアドール国立歴史アカデミーの会員である。また、近代社会や世俗化のプロセスを扱った20以上の著作を出版している。代表的な著書としては、『現代哲学史』、『近代哲学史』、『現代思想の歴史』などがある。このほかに、『教皇フランシスコ。その思想』、『聖ヨハネ23世』、『福者パウロ6世。苦しみの中からの統治』また『ベネディクト15世からベネディクト16世に』のような伝記物もある。

マリアーノ・ファチオ師の写真集